イタリアのトスカーナ州ポンテ・ア・エゴラ地区にあるVirgilio Conceria Artigiana社が製造する ピット槽で鞣したスムース仕上げの革です。
効率の面からドラム鞣しが主流となっている現代において、同タンナーの代表Simone氏が「古き良き頃の鞣しを復活させたい」との思いで取り組んだピット槽鞣しの革で、ドラム鞣しよりも手間隙がかかる鞣し方法となりますが、コシのあるモッチリとした質感はピット槽鞣しならではの仕上がりと言えます。
一方でスムース(平滑)に仕上げられた銀面(皮の表面)は非常にデリケートで傷や粗が目立つ傾向にあるので、場合によってはLo Stivale社の『BULGARO / ブルガロ』をご検討いただいた方がいいかもしれませんが、ピット槽鞣しによる繊維の詰まり具合は 革包丁で切り出しただけでコバに艶が宿ることや漉いた後の床面の滑らかさなどからも この革の魅力をご理解いただけると思います。
物性としては植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルが革の内部までしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出てくる、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
また、コバの磨き仕上げが可能で刻印も綺麗に入ります。
- 名称
- A3カットレザー『LINEA VASCA Liscio / リネア ヴァスカ リスシオ』
- 製造
- Virgilio Conceria Artigiana / ヴィルジリオ・コンチェリア・アルティジャーナ(イタリア)
- 鞣し
- 植物タンニン鞣し(ピット槽鞣し・バケッタ製法)
- 染色
- 染料仕上げ、芯通し染め
- 仕上げ
- スムース仕上げ
- 厚み
- 2.0~2.2mm前後
- サイズ
- A3(297mm × 420mm)
- カラー
- 定番14色